HPのパソコンに「Rakuten AI」が標準搭載へ！オフラインでも使える次世代PCとは？

「AIって便利だけど、ネットに繋がっていないと使えないのが不便…」「仕事の機密データをAIに入力するのは、セキュリティ的に心配…」

そんなAIに関する「あるある」な悩みを解決する、画期的なニュースが飛び込んできました！楽天グループと日本HPが協業し、HP製のパソコンに「Rakuten AI」が搭載されることが発表されました。

この記事では、2026年から始まるこの新しい取り組みが、私たちのパソコンライフをどう変えるのか、そのすごさを分かりやすく解説します。

HP製PCに「Rakuten AI」標準搭載。オフライン対応のオンデバイスAIが2026年から順次展開。

「オフラインでも使える」「機密データも端末内処理」――この2点が今回の肝です。

本記事でお伝えしたいこと

ニュース： 2026年春〜夏にかけて、日本HP製のパソコンにデスクトップ版「Rakuten AI」がプリインストール（最初から入っている状態）で販売されます。
最大の特長： 「オンデバイスAI」により、インターネットに繋がっていないオフライン環境でもAIが利用可能になります。
メリット： 翻訳や要約などの仕事効率化はもちろん、楽天での買い物や旅行予約などの「意思決定」もAIがサポートしてくれます。

Rakuten Group, Inc.

楽天と日本HP、HPのPCに「Rakuten AI」を初導入 | 楽天グループ株式会社楽天グループ株式会社（以下「楽天」）と株式会社日本HP（以下「日本HP」）は、HPが日本全国で販売するPCにおける、先進的エージェント型AIツール「Rakuten AI」のデスク…

これまでの一般的な生成AI（ChatGPTなど）は、インターネットを通じてクラウド上のサーバーと通信する必要がありました。しかし、今回のHP製PCに搭載される「Rakuten AI」は一味違います。

「オンデバイスAI」とは、パソコン本体の中にAIの頭脳（ローカルモデル）が入っているイメージです。これにより、飛行機の中や電波の悪い場所など、ネット環境がない場所でもサクサクとAIを使って作業ができるようになります。

データがクラウド（外部）に送信されず、あなたのパソコンの中だけで処理を完結させることが可能です。これにより、プライバシーや機密情報の保護が強化され、ビジネス文書の要約や作成なども安心してAIに任せることができます。

もちろん、ネットに繋げばクラウド上の最新情報とも連携します。状況に応じて「パソコン内のAI」と「クラウド上のAI」を自動で使い分けるハイブリッドな仕組みなので、常に最適なパフォーマンスを発揮します。

HPのパソコンを開くだけで、以下のようなサポートが受けられるようになります。

仕事の効率化：文章の要約、ライティング、翻訳など。
楽天サービスの活用：ここが楽天ならではの強みです。「週末の旅行プランを立てて」と頼めば、楽天トラベルと連携して提案してくれたり、楽天市場でのお買い物をサポートしてくれたりと、70以上の楽天サービスとスムーズに連携します。

いつから買えますか？: 2026年の春から夏にかけて、日本国内で販売されるHP製の個人・法人向けPCに順次搭載される予定です。
どんなパソコンでも使えますか？: 今回の発表は「日本HP」製のPCが対象です。「ほぼすべてのHPのPCに導入」される予定とのことですので、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く利用できるようになりそうです。
難しい設定が必要ですか？: 「プリバンドル（最初から入っている）」状態で販売されるため、買ってすぐに使い始められるのが大きな魅力です。