楽天カードの家族カードは、家族の支払いを本カード会員の口座へまとめたい人に向いています。通常の楽天カードに付帯する家族カードは年会費無料ですが、ゴールド・プレミアムに付帯する場合は1枚につき年550円(税込)です。
便利さの一方で、利用可能枠は本カードと共有し、カード利用で貯まるポイントも原則として本カード会員に集まります。家族が自分の口座で支払いたい、楽天証券でクレカ積立をしたい場合は、家族本人の本カードも比較して選びましょう。
この記事では、家計をまとめる場合と各自で管理する場合の違いを整理します。条件は2026年10月11日時点の公式情報です。
楽天カードの家族カードの基本条件
| 項目 | 条件・仕組み |
|---|---|
| 対象者 | 18歳以上で生計をともにする配偶者(内縁・同性パートナーを含む)・両親・子供 |
| 発行枚数 | 本カード1枚につき2枚まで。申込中・発行手続き中の枚数も含む |
| 支払い口座 | 本カード会員の登録口座へまとめて請求 |
| 利用可能枠 | 本カードの利用可能枠の範囲内。家族カードだけの枠は設定不可 |
| ブランド・デザイン | 原則として本カードと同じ |
| 高校生 | 18歳を迎えていれば家族カードは申し込み可能 |
対象は「同じ家に住んでいる人すべて」ではありません。家族関係と生計の条件を確認してください。また、楽天銀行カード・楽天カード アカデミー・楽天ビジネスカードなど、家族カードを付けられないカードもあります。楽天カード(ナンバーレス)も家族カードの申し込み対象外です。
出典:楽天カード「家族カード」(2026年10月11日確認)
出典:楽天カード(ナンバーレス)(2026年10月11日確認)
家族カードの年会費はいくら?
| 本カードの種類 | 家族カード1枚の年会費(税込) |
|---|---|
| 楽天カード・楽天PINKカード | 無料 |
| 楽天ゴールドカード | 550円 |
| 楽天プレミアムカード | 550円 |
| 楽天ブラックカード | 無料 |
この表は家族カードの年会費です。本カード自体の年会費とは別に考えます。例えばゴールドに家族カードを2枚付ける場合、家族カード分は合計年1,100円です。旅行などの特典はカード種類ごとに対象が違うため、「本カードの特典を家族カードでもすべて使える」とは考えないようにしましょう。
本カードの年会費や積立還元率から選びたい場合は、楽天カード・ゴールド・プレミアムの比較をご覧ください。
出典:楽天カードのカード一覧・付帯カード(2026年10月11日確認)
ポイントは誰に付く?カード利用と提示で異なる
| ポイントの種類 | 主な付与先 |
|---|---|
| 家族カードの決済によるカード利用ポイント | 本カード会員の楽天ポイント口座 |
| 家族カード付帯の楽天Edy利用ポイント | 本カード会員の楽天ポイント口座 |
| 家族カードの楽天ポイントカード機能で貯めるポイント | 家族カード会員の楽天ID。楽天e-NAVI登録が必要 |
家族カードで支払った分のカード利用ポイントが、すべて家族本人に付くわけではありません。一方、店頭でポイントカード機能を提示して貯めるポイントは付与先が異なります。家計簿を付けるときは「何の利用で貯まったポイントか」を分けると確認しやすくなります。
出典:家族カードのご利用特典(2026年10月11日確認)
通常ポイントは家族間で移行できる
「家族でポイントおまとめサービス」では、本カードと家族カード、または同じ本カードに付帯する家族カード同士でポイントを移行できます。50ポイント以上から1ポイント単位、上限は月10,000ポイントです。期間限定ポイントは移行できません。家族それぞれが独立した本カードを持つだけでは、この家族カード向けサービスの対象関係にはなりません。
移行には家族カード会員の楽天e-NAVI登録も必要です。期限の短いポイントの使い道は、期間限定ポイントの使い道ガイドで別に整理しています。
出典:家族でポイントおまとめサービス(2026年10月11日確認)
家族カードのデメリットと注意点
利用限度額を家族ごとに分けられない
本カードと家族カードは利用可能枠を共有します。例えば枠が60万円で、本カードの利用残高が20万円、家族カードが8万円なら、単純計算した残りは合計32万円です。家族カードを追加しても、枠がもう60万円増える仕組みではありません。実際の利用可能額は楽天e-NAVIで確認してください。
また、「子供のカードだけ月3万円まで」といった個別限度額を楽天カード側で設定することはできません。家族間で予算を決め、明細を確認する運用が必要です。大きな支払いを予定するときは、ほかの家族の利用分も含めて余裕を確認しましょう。
出典:家族カードの利用限度額に関する公式FAQ(2026年10月11日確認)
本カード会員には家族の利用明細が分かる
本カード会員は本人分と家族分をまとめて確認できます。家族カード会員が楽天e-NAVIに登録した場合、閲覧できるのは自分の利用分です。共通の生活費を管理するには便利ですが、私的な買い物も本カード会員に見える点は事前に共有しておきましょう。
出典:家族カードのお支払い・明細(2026年10月11日確認)
楽天証券のクレカ積立には使えない
楽天証券の楽天カードクレジット決済による投信積立では、家族カードを利用できません。証券口座とカードの名義が一致する本人の本カードが必要です。「配偶者がプレミアムカードを持っているから、その家族カードで自分の積立もできる」とは考えないようにしてください。
出典:楽天証券「クレカ積立」(2026年10月11日確認)
家族カード・本人の本カード・2枚目カードの違い
| 選択肢 | 名義・支払い | 向く使い方 |
|---|---|---|
| 家族カード | 家族本人名義のカード/本カード会員の口座へ請求 | 生活費をまとめ、利用明細やポイントを家計で管理 |
| 家族本人の本カード | 本人が契約するカード/本人の登録口座へ請求 | 支出を独立させたい、本人名義でクレカ積立をしたい |
| 2枚目の本カード | すでに本カードを持つ同じ本人が追加 | 本人の用途・ブランド・支払い口座を分けたい |
2枚目の楽天カードを家族へ貸して使ってもらう方法は選べません。使う人本人の名義で持つ必要があります。2枚目の組み合わせや口座の分け方は、楽天カードの2枚目ガイドで解説しています。
申し込みから使い始めるまでの確認事項
- 本カードの種類と、追加する家族の対象条件・年会費を確認する。
- 本カードを持っている場合は楽天e-NAVIのカード追加から申し込む。本カードの新規申し込み時に同時申請する方法もある。
- カード到着後、家族会員本人が利用する。明細確認やポイント移行を使う場合は、家族会員の楽天e-NAVI登録も行う。
- 共有する生活費の範囲、月の予算、明細を確認する日を家族で決める。
申込画面の表示は変わることがあります。現行の手続き案内は楽天カードの家族カード公式ページで確認してください。ポイント特典を見て申し込む場合も、通常の本カード新規入会特典と家族カード特典を混同せず、対象条件を個別に確認します。
よくある質問
家族カードは無料ですか?
通常の楽天カード・楽天PINKカードの家族カードは無料です。ゴールド・プレミアムの家族カードは1枚につき年550円(税込)なので、本カードの種類を先に確認しましょう。
家族本人の口座から引き落とせますか?
家族カードの請求は、本カード会員の登録口座へまとまります。各自の口座で払いたい場合は、家族本人が本カードを持つ方法を比較します。
家族カードだけの利用枠を増やせますか?
家族カードだけの増枠・減枠や個別限度額設定はできません。本カードと共有する利用可能額を確認してください。
家計をまとめたいか、各自で管理したいかで選ぶ
共通の生活費を一つの口座から払い、家計全体の明細を把握したいなら家族カードが候補になります。各自の支出を分けたい人、本人名義でクレカ積立をしたい人は、本カードのほうが目的に合う場合があります。年会費だけでなく、支払い口座・ポイントの付与先・利用枠をセットで比較しましょう。